Zilch/3・2・1歌詞和訳 khaluah ver.(#5-8)
2007年 04月 28日
SWAMP SNAKE
君のオトコにならせてよ アイツが来るまで
君のオトコになりたいんだ アイツが来るまででいいから
君のクスリになるよ ぜったい後悔させないよ
君のオトコにならせてよ
「カーペット」※1のお手入れするよ コーヒー煎れて ベッドまで持ってくよ
君の「カーペット」のお手入れするよ コーヒー煎れて ベッドまで持ってくよ
枕をふかふかにして 君のアタマの下に敷いてあげる
君のオトコになりたいんだ 君のオトコにならせてよ
君のオトコになりたいの 君のオトコにならせて
君のオトコに……君のオトコに……
※1 Carpetというのは、「女性のアソコの毛」という意味があったりします(^^; 「コーヒーをベッドに持って行く」という表現も、ちょっと意味ありげでしょうかね? 「Pillowsをshakeしてheadの下に……」というくだりも、headが「あっちの意味」だったら……?とか(^^; いろいろ解釈できそうですね。ちなみにこの曲は70年代のバンド「SENSATIONAL ALEX HARVEY BAND」の曲のカバーだそうですが、70年代ごろはまだ歌詞などに対する世間一般の「規制」のようなものが今に比べて厳しく(テレビで「ハイになる」と言えなかったり)、直接的な表現ができなかった分、比喩表現が多用されている面もあるようです。そういうことを念頭に置きつつ、「『swamp snake』ってなんだろう」とか考えてみるのも楽しいですね(^^
WHAT’S UP MR.JONES
※ この歌詞をざっと読んだうえでちょこっと調べてみたところ、ロバート・A・ハインライン(Robert Anson Heinlein)というSF作家が著した『スターマン・ジョーンズ』(原題”Starman Jones” 1953年の作品)という小説があることがわかりました。この歌詞に登場する「starman」という単語は、ひょっとしたらこの小説と関係があるかも、と思います。Wikipediaによると、同じ著者による『異星の客』(原題”Stranger in the Strange Land”1962年の作品)という著作が「ヒッピーの経典として崇められた」、「マンソン・ファミリーが実際のカルト活動で『異星の客』に登場する宗教を模倣した」といった情報が載ってまして、なんか、「いかにも」という感じがいたします。
私はこの小説を読んだことがないので、現段階では(特に「starman」が絡んでいる部分は)かなり直訳に近い訳にしてあります。さらに詳しいことがわかって新たな解釈ができるようでしたら、また改訂版を作成するかもしれません。なお、もしこの小説『スターマン・ジョーンズ』について何かご存じの方がいらしたら、ぜひ情報提供をお願いしたいです。
また、ろざさんから教えていただいた情報によりますと、Zilchのメンバーがとあるインタビューでこの詞について、「実在の人物に対する個人的な感情を書いたもの」と話していたことがあるそうです。私が読んだ限りでは、薬物関連で身を滅ぼしてしまった友人に語りかけているのかな、という感じに読めました。みなさんは、どんなふうに感じますでしょうか?
ジョーンズは独りぼっちだ 故郷から遠く遠く離れて
クスリ※1買う金欲しさに 大切なものも友だち※2も売っちまった
「スターマン」が溺れるのを見捨てて スパイダーを裏切った
「スターマン」を見殺しにした
オレたちに一杯食わせるから そういうことになるのさ
でも あんたの「スターマン」はもういないよ
お星さまになっちまったのさ
こちら地上管制センター あんたの魂は頂いたよ
世の中に媚びて 自分を売っちまった男のお出ましだ
カルマ背負った道化のあんたは 「スターマン」を裏切ったんだ
オレにとっちゃ あんたは英雄でもないし 友だちでもねえ
あんたはオレたちに一杯食わせた オレたちが苦しみ泣き叫んでるときに
だからあんたは孤独になった 雨の中のハエみたいに
疲れ果てて どうしちゃったの ミスター・ジョーンズ?
こいつを試してみなよ 何やってんだよ ミスター・ジョーンズ?
ほら 試してみな どうしちゃったんだよ ミスター・ジョーンズ?
ミスター・ジョーンズ どうしちゃったんだ?
独りぼっちで 故郷からも遠く遠く離れて
自分を食い物にして まるでウジ虫だ
独りぼっちで スパイダーの骨を砕いて
あんたの「スターマン」を見殺しにした
あんたはオレたちに一杯食わせた オレたちが虚しく泣き叫んでるときに
だからあんたは独りぼっちになった 雨の中のハエみたいに
あんたはオレたちに一杯食わせた オレたちが虚しく泣き叫んでるときに
だからあんたは孤独になった 雨の中のハエみたいに
疲れ果てて
マスターに ツケを支払った これで最後さ
あんたは溺れる「スターマン」を見捨てたんだ
これで最後だ 仮面を下ろしなよ これで終わりだよ
こいつを試してみなよ
マスターにツケを支払って 仮面を下ろして これで終わりさ
あんたはスパイダーを裏切ったんだ
マスターへのツケを支払った
ミスター・ジョーンズ どうしたんだよ?
これで終わりだよ
疲れ果てて
これでおしまいさ
ミスター・ジョーンズ 一体どうしちゃったのさ ミスター・ジョーンズ
※1 原文の「stones」は、おそらく”crack cocaine”(クラックコカイン)のことと思われます。その形状から「rocks(石)」と呼ばれることもあり、薬物の中でも特に常習性が高くて危険であると言われます。これに手を出すこと=破滅への第一歩、というようなイメージで語られることも多いようです。
※2 原文にある「dogs」は特に男同士で「友だち」、「仲間」を指してよく使われる言葉です。ラッパーなんかは「dawg」と綴ったりすることもあります。
HEY MAN SO LONG
ハロー ハロー ハロー ハロー ハロー
ハロー ハロー ハロー グッバイ
あんたの中 透けて見えるよ
あんただけが オレの カメレオンさ
あんたがオレにウソついたこと ちゃんとわかってんだよ
あんたがオレにとって何なのか あんたにもそのうちわかるよ
あんたの中身 見せてもらったぜ
あんたはオレのもんだ オレのもんなんだよ 完全に
あんたの中身は 見せてもらったぜ
自由の代償 あんたにもそのうちわかるさ
あんたはオレにウソついたんだ それは自覚してもらわねえと
自分が何者になろうとしてたか あんたにもわかるさ
オレがあんたの中を 浄化してやったんだ
それであんたは オレの中で叫ぶのさ
それじゃあな…… あんたの正体 バレちまったよ
じゃあな…… 「おやすみ」を言いなよ
それじゃ…… バイバイ…… SAYONARA
あんたの中で 叫んでやったよ
あんたはオレだけのものだよ
あんたはカメレオン 自分が欲しいものすらわかんない
こんなのぜんぜん間違ってるし ぜんぜんよくわかんない
それじゃあな…… あんたの正体 バレてるよ
じゃあね…… 「おやすみ」を言いなよ
ハロー ハロー ハロー ハロー ハローハロー ハロー ハロー グッバイ
あんたはあいつらに 頭ん中まで 変えられちまったんだ
それじゃあな…… お別れだよ……バイバイ
じゃあね…… SAYONARA
~スキット(バックの音楽は教会で演奏されるようなゴスペル調で、スキットの内容も牧師さんが信徒たちに向かって話しかけているような雰囲気です)~
※ 一部、どうっしても聞き取れません(T_T) ネイティブ野郎にも助けを求めましたが、やっぱり何度聞いてもわかんないと言われてしまいましたです……。ごめんなさい!
-skit-
I’d like to welcome you to, er…Reverend Roosevelt Franklin, broadcasting to you live out of Atlanta, Georgia. He’ll be followed up by (inaudible). See, yall…, singing and praising tonight. Praising and singing. Preaching and praying… Preaching and praying…
(ルーズベルト・フランクリン牧師が、ジョージア州はアトランタより生放送でお届けします……。<聞き取り不能> 今宵彼はただひたすら歌い、主を称え……、そしてひたすら主の言葉を説いては、祈りを捧げるのです……)
PSYCHE
※ Psycheは直訳すると「心」「精神」「魂」という意味ですが、ギリシャ神話に登場する人間の女性「プシュケ」の意味もあります。この歌は、少なくとも表面上は「女にフラれた系」の歌のように読めるため、ひょっとしたらこのPSYCHEには神話登場人物の「プシュケ」の意味も含まれているのかな、という気がします。
また「Psyche」の本来の発音は「サイキ」ですが、hideさんは「サイク」と歌ってます。これについては何らかの意味があるのでしょうか……。どうなんでしょう……(^^;
プシュケとエロスの物語について
PSYCHE
PSYCHE
僕には理解できないよ
僕は君の神さま※1だったのに
君の欲望を 何でも満たしてあげたのに
僕は君にとって ウブでなんにも知らない男だった※2……はりつけにされて
PSYCHE 1000マイルも遠くへ PAIN
PSYCHE 僕の心を飛ばして
僕はずっとずっと 探し求めてたんだ
銀色ムカデ※3の歌みたいに
そんなに僕を否定するのなら
僕の心を切り刻んで はりつけにでもしてよ
PSYCHE 1000マイルも遠くへ PAIN
PSYCHE 僕の心を吹き飛ばす
流れる年月が 僕を殺すんだ 完全に
どうしたらこんなに傷つけられるの? こんなに優しく
君はどうして僕の前に現れたの? こんな仕打ちをするんだったら
だれもかれもが 僕を裁こうと必死だ
PSYCHE 僕の心を吹き飛ばす PAIN
PSYCHE 遠い遠いところへ PAIN
どれだけ涙を流しても 僕が優しく満たされることはない
どうしたら人をここまで 壊し尽くせるの?
君はどうして僕の前に現れたの? こんな仕打ちをするんだったら
そのうちだれもかれもが 僕たちを裁こうとするだろう
PSYCHE
PSYCHE……PAIN
PSYCHE 1000マイルも遠く PAIN
大声で叫べよ すべてはき出せ 君の自由に耐えきれないんだ
PSYCHE 真冬のように PAIN
PSYCHE
声の限り叫べよ 全部はき出しちまえよ 君の自由に耐えきれないんだ
PSYCHE 冬の日のように
※1 Holy manは、Jesusと同じような意味らしいです(ネイティブ野郎の助言)。Jesus=だれもが愛する人、という暗喩として使われることが多いようで、つまりここでは、「僕は君が愛して当然の人だったのに」、という意味になるかと思われます。
※2 greenには「経験が浅い」「世間知らず」「ウブ」というような意味がありますが、別の意味で「嫉妬心」を意味することもあります。
※3 バタフライナイフに“silver centipede”という名前が付いているのを見つけましたが(ページ真ん中あたりです)、この部分とのつながりがあるのかどうかはよくわからず……。
君のオトコにならせてよ アイツが来るまで
君のオトコになりたいんだ アイツが来るまででいいから
君のクスリになるよ ぜったい後悔させないよ
君のオトコにならせてよ
「カーペット」※1のお手入れするよ コーヒー煎れて ベッドまで持ってくよ
君の「カーペット」のお手入れするよ コーヒー煎れて ベッドまで持ってくよ
枕をふかふかにして 君のアタマの下に敷いてあげる
君のオトコになりたいんだ 君のオトコにならせてよ
君のオトコになりたいの 君のオトコにならせて
君のオトコに……君のオトコに……
※1 Carpetというのは、「女性のアソコの毛」という意味があったりします(^^; 「コーヒーをベッドに持って行く」という表現も、ちょっと意味ありげでしょうかね? 「Pillowsをshakeしてheadの下に……」というくだりも、headが「あっちの意味」だったら……?とか(^^; いろいろ解釈できそうですね。ちなみにこの曲は70年代のバンド「SENSATIONAL ALEX HARVEY BAND」の曲のカバーだそうですが、70年代ごろはまだ歌詞などに対する世間一般の「規制」のようなものが今に比べて厳しく(テレビで「ハイになる」と言えなかったり)、直接的な表現ができなかった分、比喩表現が多用されている面もあるようです。そういうことを念頭に置きつつ、「『swamp snake』ってなんだろう」とか考えてみるのも楽しいですね(^^
WHAT’S UP MR.JONES
※ この歌詞をざっと読んだうえでちょこっと調べてみたところ、ロバート・A・ハインライン(Robert Anson Heinlein)というSF作家が著した『スターマン・ジョーンズ』(原題”Starman Jones” 1953年の作品)という小説があることがわかりました。この歌詞に登場する「starman」という単語は、ひょっとしたらこの小説と関係があるかも、と思います。Wikipediaによると、同じ著者による『異星の客』(原題”Stranger in the Strange Land”1962年の作品)という著作が「ヒッピーの経典として崇められた」、「マンソン・ファミリーが実際のカルト活動で『異星の客』に登場する宗教を模倣した」といった情報が載ってまして、なんか、「いかにも」という感じがいたします。
私はこの小説を読んだことがないので、現段階では(特に「starman」が絡んでいる部分は)かなり直訳に近い訳にしてあります。さらに詳しいことがわかって新たな解釈ができるようでしたら、また改訂版を作成するかもしれません。なお、もしこの小説『スターマン・ジョーンズ』について何かご存じの方がいらしたら、ぜひ情報提供をお願いしたいです。
また、ろざさんから教えていただいた情報によりますと、Zilchのメンバーがとあるインタビューでこの詞について、「実在の人物に対する個人的な感情を書いたもの」と話していたことがあるそうです。私が読んだ限りでは、薬物関連で身を滅ぼしてしまった友人に語りかけているのかな、という感じに読めました。みなさんは、どんなふうに感じますでしょうか?
ジョーンズは独りぼっちだ 故郷から遠く遠く離れて
クスリ※1買う金欲しさに 大切なものも友だち※2も売っちまった
「スターマン」が溺れるのを見捨てて スパイダーを裏切った
「スターマン」を見殺しにした
オレたちに一杯食わせるから そういうことになるのさ
でも あんたの「スターマン」はもういないよ
お星さまになっちまったのさ
こちら地上管制センター あんたの魂は頂いたよ
世の中に媚びて 自分を売っちまった男のお出ましだ
カルマ背負った道化のあんたは 「スターマン」を裏切ったんだ
オレにとっちゃ あんたは英雄でもないし 友だちでもねえ
あんたはオレたちに一杯食わせた オレたちが苦しみ泣き叫んでるときに
だからあんたは孤独になった 雨の中のハエみたいに
疲れ果てて どうしちゃったの ミスター・ジョーンズ?
こいつを試してみなよ 何やってんだよ ミスター・ジョーンズ?
ほら 試してみな どうしちゃったんだよ ミスター・ジョーンズ?
ミスター・ジョーンズ どうしちゃったんだ?
独りぼっちで 故郷からも遠く遠く離れて
自分を食い物にして まるでウジ虫だ
独りぼっちで スパイダーの骨を砕いて
あんたの「スターマン」を見殺しにした
あんたはオレたちに一杯食わせた オレたちが虚しく泣き叫んでるときに
だからあんたは独りぼっちになった 雨の中のハエみたいに
あんたはオレたちに一杯食わせた オレたちが虚しく泣き叫んでるときに
だからあんたは孤独になった 雨の中のハエみたいに
疲れ果てて
マスターに ツケを支払った これで最後さ
あんたは溺れる「スターマン」を見捨てたんだ
これで最後だ 仮面を下ろしなよ これで終わりだよ
こいつを試してみなよ
マスターにツケを支払って 仮面を下ろして これで終わりさ
あんたはスパイダーを裏切ったんだ
マスターへのツケを支払った
ミスター・ジョーンズ どうしたんだよ?
これで終わりだよ
疲れ果てて
これでおしまいさ
ミスター・ジョーンズ 一体どうしちゃったのさ ミスター・ジョーンズ
※1 原文の「stones」は、おそらく”crack cocaine”(クラックコカイン)のことと思われます。その形状から「rocks(石)」と呼ばれることもあり、薬物の中でも特に常習性が高くて危険であると言われます。これに手を出すこと=破滅への第一歩、というようなイメージで語られることも多いようです。
※2 原文にある「dogs」は特に男同士で「友だち」、「仲間」を指してよく使われる言葉です。ラッパーなんかは「dawg」と綴ったりすることもあります。
HEY MAN SO LONG
ハロー ハロー ハロー ハロー ハロー
ハロー ハロー ハロー グッバイ
あんたの中 透けて見えるよ
あんただけが オレの カメレオンさ
あんたがオレにウソついたこと ちゃんとわかってんだよ
あんたがオレにとって何なのか あんたにもそのうちわかるよ
あんたの中身 見せてもらったぜ
あんたはオレのもんだ オレのもんなんだよ 完全に
あんたの中身は 見せてもらったぜ
自由の代償 あんたにもそのうちわかるさ
あんたはオレにウソついたんだ それは自覚してもらわねえと
自分が何者になろうとしてたか あんたにもわかるさ
オレがあんたの中を 浄化してやったんだ
それであんたは オレの中で叫ぶのさ
それじゃあな…… あんたの正体 バレちまったよ
じゃあな…… 「おやすみ」を言いなよ
それじゃ…… バイバイ…… SAYONARA
あんたの中で 叫んでやったよ
あんたはオレだけのものだよ
あんたはカメレオン 自分が欲しいものすらわかんない
こんなのぜんぜん間違ってるし ぜんぜんよくわかんない
それじゃあな…… あんたの正体 バレてるよ
じゃあね…… 「おやすみ」を言いなよ
ハロー ハロー ハロー ハロー ハローハロー ハロー ハロー グッバイ
あんたはあいつらに 頭ん中まで 変えられちまったんだ
それじゃあな…… お別れだよ……バイバイ
じゃあね…… SAYONARA
~スキット(バックの音楽は教会で演奏されるようなゴスペル調で、スキットの内容も牧師さんが信徒たちに向かって話しかけているような雰囲気です)~
※ 一部、どうっしても聞き取れません(T_T) ネイティブ野郎にも助けを求めましたが、やっぱり何度聞いてもわかんないと言われてしまいましたです……。ごめんなさい!
-skit-
I’d like to welcome you to, er…Reverend Roosevelt Franklin, broadcasting to you live out of Atlanta, Georgia. He’ll be followed up by (inaudible). See, yall…, singing and praising tonight. Praising and singing. Preaching and praying… Preaching and praying…
(ルーズベルト・フランクリン牧師が、ジョージア州はアトランタより生放送でお届けします……。<聞き取り不能> 今宵彼はただひたすら歌い、主を称え……、そしてひたすら主の言葉を説いては、祈りを捧げるのです……)
PSYCHE
※ Psycheは直訳すると「心」「精神」「魂」という意味ですが、ギリシャ神話に登場する人間の女性「プシュケ」の意味もあります。この歌は、少なくとも表面上は「女にフラれた系」の歌のように読めるため、ひょっとしたらこのPSYCHEには神話登場人物の「プシュケ」の意味も含まれているのかな、という気がします。
また「Psyche」の本来の発音は「サイキ」ですが、hideさんは「サイク」と歌ってます。これについては何らかの意味があるのでしょうか……。どうなんでしょう……(^^;
プシュケとエロスの物語について
PSYCHE
PSYCHE
僕には理解できないよ
僕は君の神さま※1だったのに
君の欲望を 何でも満たしてあげたのに
僕は君にとって ウブでなんにも知らない男だった※2……はりつけにされて
PSYCHE 1000マイルも遠くへ PAIN
PSYCHE 僕の心を飛ばして
僕はずっとずっと 探し求めてたんだ
銀色ムカデ※3の歌みたいに
そんなに僕を否定するのなら
僕の心を切り刻んで はりつけにでもしてよ
PSYCHE 1000マイルも遠くへ PAIN
PSYCHE 僕の心を吹き飛ばす
流れる年月が 僕を殺すんだ 完全に
どうしたらこんなに傷つけられるの? こんなに優しく
君はどうして僕の前に現れたの? こんな仕打ちをするんだったら
だれもかれもが 僕を裁こうと必死だ
PSYCHE 僕の心を吹き飛ばす PAIN
PSYCHE 遠い遠いところへ PAIN
どれだけ涙を流しても 僕が優しく満たされることはない
どうしたら人をここまで 壊し尽くせるの?
君はどうして僕の前に現れたの? こんな仕打ちをするんだったら
そのうちだれもかれもが 僕たちを裁こうとするだろう
PSYCHE
PSYCHE……PAIN
PSYCHE 1000マイルも遠く PAIN
大声で叫べよ すべてはき出せ 君の自由に耐えきれないんだ
PSYCHE 真冬のように PAIN
PSYCHE
声の限り叫べよ 全部はき出しちまえよ 君の自由に耐えきれないんだ
PSYCHE 冬の日のように
※1 Holy manは、Jesusと同じような意味らしいです(ネイティブ野郎の助言)。Jesus=だれもが愛する人、という暗喩として使われることが多いようで、つまりここでは、「僕は君が愛して当然の人だったのに」、という意味になるかと思われます。
※2 greenには「経験が浅い」「世間知らず」「ウブ」というような意味がありますが、別の意味で「嫉妬心」を意味することもあります。
※3 バタフライナイフに“silver centipede”という名前が付いているのを見つけましたが(ページ真ん中あたりです)、この部分とのつながりがあるのかどうかはよくわからず……。
by rosa_hi-ho
| 2007-04-28 23:29
| English-Japanese